宗派・寺院文化活動
宗派の違いや、お墓選びのポイント。寺院の文化活動などをご紹介しております
様々な宗派の特徴
天台宗
『妙法蓮華経(法華経)』を仏陀の教えの究極と説き、この法華経を中心に『菩薩戒』『顕教』『密教』『禅法』などを融合した総合仏教です。 また、『四宗相承』とも言い、円・密・禅・戒・念仏を法華経の精神で統合しようというものです。全ての人や存在には仏になる可能性があるという事も教えています。
真言宗
真言宗は真言密教とも言い、大日如来を教え主とし、『即身成仏』が教え根幹になっています。これは、密教の修行を行なうことで、誰でも仏様になることができるという教えです。また密教の修行は、身体の修行である『身密』言葉の修行である『口密』、心の修行の『意密』で、あわせて『三密修行』と呼ばれます。
曹洞宗
曹洞宗の修行の基本は、坐禅です。 修行は坐禅だけに限りませんが、ひらすらに坐禅を行なうことを最も重要と考えます。 また、坐禅の心と姿で、日常生活を生きていく『即身是仏』を説きます。 つまり、日常生活を大切にして、今ここで生きているかけがえのない命をありのままに生きることが修行であり、自己の修行が仏様の行であると教えています。
浄土宗
阿弥陀如来が、西方十万億土の彼方にある極楽浄土に往生することを説く教えで、 極楽浄土で阿弥陀如来の説法を聞き仏になる。阿弥陀如来の救いを信じ、南無阿弥陀仏を唱えていると、心も身体も清らかになり、心豊かに生き抜き、死後浄土に生まれ仏様になり、いつまでも浄土にいる事もできますが、仏様としてこの世に戻り、救われない人々を救うこともできるというのが浄土宗の教えです。
臨済宗
臨済宗の教えは、人が生まれながらに持った尊厳によって純粋な人間性を自ら悟ることによって仏と寸分違わぬ尊さを知ることです。 また、禅宗のため、坐禅を重視し『看話禅』と呼ばれ師匠が公案という問題をだし、弟子はこれを論理的に考えるだけでなく身体全体で論理を越える答えを見つけます。 その結果を検証するのが、参禅です。弟子が師匠に見解を提示し師匠が確かめるというものです。
日蓮宗
各宗派の中で、日本人の宗祖の名前を宗派名としている唯一の宗派。 日蓮宗では、お釈迦様の説かれた教えの中でも、『法華経』こそが世の中を救う絶対最高の教えとします。法華経を日本に広宣した日蓮上人の教説を通して法華経を理解し実践していくのが日蓮宗です。 また、法華経の内容の全てを信じ帰依するという意味の『南無妙法蓮華経』を唱えることを一番重要な修行としています。
浄土真宗
修行によって煩悩を断ち切り、善根を積むことが、必要であるとされてきましたが、日々続けていく事が困難な者を救おうと誓い浄土を建立し、阿弥陀如来の建立した浄土に生まれる道を説くのが、浄土真宗の教えです。また浄土真宗では、阿弥陀如来に帰依すると決めた時点で誰もが、仏様になることが約束されるとしています。 そのため、浄土真宗の念仏は、仏様になれた感謝を念仏として唱えるものです。
神道
神道は仏教やキリスト教などと違い、いつ、だれが開いたというものではなく、自然発生的に生まれてきた宗教で、「八百万神」といわれるように、神道は多神教です。天照大御神や大国主神など、名前を持った神々が神話に登場していますが、中でも日の神である天照大御神が中心的な神格を持っています。一方では、山の神や海の神などといった自然を司る名前を持たない神々が、民間信仰によって敬われてきました。
お気軽にご相談ください
神社仏閣にて、長年お手伝いをしてきた彩石では、宗派を超えたご相談も承っております。新規でのお墓探しは勿論の事、遠方からのお墓のお引っ越しなど、ご希望の地域における宗派別の寺院をご紹介しております。どうぞ、お気軽にご相談ください。
早見表
天台宗 | 真言宗 | 浄土宗 | 浄土真宗 | 臨済宗 | 曹洞宗 | 日蓮宗 | |
宗 祖 | 最澄 (伝教大師) | 空海 (弘法大師) | 法然上人 (和順大師) | 親鸞聖人 (見真大師) | 栄西禅師 (千光国師) | 道元禅師 (承陽大師) | 日蓮上人 (立正大師) |
経 典 | 大日経・法華経・阿弥陀経・梵網菩薩戒経など | 大日経・金剛頂経など | 無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経 | 大無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経 | 般若心経・金剛般若心経・観音経・大悲心陀羅尼など | 般若心経・法華経・観音経など | 法華経 |
本 尊 | 釈迦牟尼仏・阿弥陀如来・薬師如来・観世音菩薩 | 大日如来 | 阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩 | 阿弥陀如来 | 釈迦牟尼仏・薬師如来・大日如来・観世音菩薩 | 釈迦牟尼仏 | 十界曼荼羅・釈迦無尼仏 |
お唱え | 南無阿弥陀仏 | 南無遍照金剛 | 南無阿弥陀仏 | 南無阿弥陀仏 | 南無釈迦牟尼仏 | 南無釈迦牟尼仏 | 南無妙法蓮華経 |
総本山 | 比叡山延暦寺(滋賀県) | 高野山金剛峰寺(和歌山県)、東寺 教王護国寺(京都府) | 知恩院(京都府) | 西本願寺(京都府)、東本願寺(京都府) | 五山制度の為なし(京五山・鎌倉五山・南禅寺) | 永平寺(福井県)、総持寺(神奈川県) | 久遠寺(山梨県) |
お墓(墓地・霊園)選びについて
墓地の種類
墓地・霊園と一言に言っても様々な種類、運営形態があります。ここでは霊園の種類・選び方をご紹介致します。
【 公営墓地 】
メリット
メリット
・管理運営主体なので安心感がある
・宗旨宗派を問わない
・管理料・使用料が安価
デメリット
・応募資格などの制限がある
・大抵の場合、希望者が多いため抽選になる
・墓石の大きさなど、制限がある
・立地面で不便なところも少なくない
市町村など、地方自治体が運営している墓地で、申込や問合せは各都道府県や市町村の村役場になり、使用権は公募によって決定します。そして、もっとも重要な永続性が保証されます。また、応募するためには下記の条件などを満たす必要があります。
応募資格(例):現住所がその墓地の自治体にある、遺骨がすでにある等
【 民営墓地 】
財団法人や社団法人が運営していたり、民間が宗教法人から運営の委託を受けている墓地で、その大半は、敷地面積が広く、公園のように整備されています。運営主体がある場合でも多くの場合、宗旨宗派は問いません。
メリット
・寺院の境内にあるので、管理など信頼できる
・管理運営主体は寺院のため安心できる
・仏様の供養といった面で安心(法要を本堂で営めるなど)
・市街地にある場合が多くアクセスが便利なので、墓参がしやすい
デメリット
・宗旨宗派が決まっている
・石材店指定の場合が多い
・檀家になることが、前提の場合が多い
その他
墓埋法(墓地・埋葬に関する法律)制定前の墓地、例えば、住民同士が共有している墓地・私有地内にある個人墓地・野墓地が、その他に分類されます。また、現在新たに墓地を作る際は、都道府県知事の許可が必要で、上記のような墓地は建立は、困難です。ただし、特定された地域で、長期間暮らしている場合は、墓地に空きがあると、建墓することができますので一度、墓地を管理している団体に相談してみることをお勧めします。墓地の空きについては、その地域の石材店(勿論、当社でも可能です)に相談すれば、紹介してくれる場合もあります。
お墓選びのチェックポイント!
● 宗旨宗派の条件
条件は、霊園・墓地によって異なります。ご自分の宗旨宗派、今後どのようにしてゆきたいかなど考慮しておきましょう。また、在来仏教に限り宗派を問わないという墓地もありますが、その場合仏教のみでしか購入できないという事になります。仏教系新興宗教では購入できない場合もありますので予めご確認する事が大切なポイントとなります。
● 自宅からのアクセス
ご自宅から墓地までが30分から1時間で、交通の便が良く、墓参がしやすいなどが条件として挙げられますが、自然や環境などを重視した場合、一概に都心部の方が良いとは言いきれません。両方の条件を満たす場所にするに越したことはありませんが、交通の便を重視するのか、環境を重視するのかよく考えてから選ぶと良いと思います。
● 価格
墓所を購入するにあたり、永代使用料・管理費・墓石代が必要になります。また、納骨料や開眼供養などお布施などの諸経費も必要です。費用の内訳については、霊園の管理事務所や寺院に聞いたり、石材店に相談をするのも良いと思います。
● 環境・設備
日当たり・水はけなどは墓地購入の条件として重要なポイントとなります。その地域の地盤についても、予め調べておくと安心です。
また、駐車場・休憩所・管理事務所・法要施設(ホール)といった施設の有無も重要です。昨今ではバリアフリー設計の霊園など、お年寄りやお身体の不自由な方でもお参りしやすい霊園が増えてきています。墓地は長く付き合うものですので、広告やチラシ・パンフレットといったものだけで決めるのではなく、実際に現地へ行ってみることも大切なポイントの1つです。
● 管理
条件は、霊園・墓地によって異なります。管理者が明確な場合は清掃や見回りが定期的に行なわれますが、管理者・管理事務所のない墓地の場合、掃除や管理が不十分なことがありますので予め調べておく必要があります。
寺院文化活動について
各寺院では様々な交流会をおこなっております
寺院ならではの文化を交え、人の交流を目的として催される会合として
彩石では、そのお手伝いもさせていただいております
論語
法話
写経
詠歌・詠唱
茶道
能
寄席
ヨガ
コンサート企画
会食
俳句
座禅
文化活動を企画・運営して欲しい!など
ご興味のある神社仏閣のご担当者様、どうぞお気軽にご相談くださいませ