
正式名称 | 池中山盈満院 榧寺 |
宗派 | 浄土宗 |
総本山 | 法然上人 |
宗祖 | 普光観智国師 - 徳川家康公の師・増上寺中興・晩年榧寺創建 |
本尊 | 阿弥陀如来三尊 |
守護神 | 秋葉大権現 |
■ ホームページ
http://www.kayanoki.com/kayadera.html

石川雅望墓(指定昭和18年5月)
江戸時代著名な俳歌師、六樹園を称し、字を子柏といった。五老斎、逆旅主人または蛾術斎と号した。また石川五郎兵衛といい狂歌を蜀山人に学び狂名を宿屋飯盛といった。小伝馬町3丁目の旅館糟屋七兵衛(画名を石川豊信)の子として生れ、青年期には行状放逸で、父の死に逢って学問を好むようになったという。しかし強訴を援助したという嫌疑をうけ、しばしば法廷によばれ、ついに江戸を追われて多摩郡府中に住むようになった。彼はここで和歌を学び、晩年狂歌をよくした。著書には「源注余滴」「雅言集覧」などがあり、戯者小説類も数種ある。文政13年(1830)閏3月24日歿。年78。
榧寺縁起(台東区登載文化財)
「紙本墨書榧寺縁起」
第4世住職伝誉筆。明暦3年(1657)成立。縦29.3センチメートル、横270.8センチメートル。草書体の仮名交じり文で表記。
「紙本墨書榧寺正覚寺由来及火防宝符之記」
第12世住職宅誉筆。安永2年(1773)までの成立。縦30.8センチメートル、横317.1センチメートル。行書体の仮名交じり文で表記。
「紙本墨書榧寺縁起并防火宝符来由」
第14世住職幽誉筆。寛政4年(1792)成立。縦29.0センチメートル、横335.7センチメートル。楷書体の漢文で表記。境内に榧寺縁起碑文が現存しています。
「紙本着色榧寺縁起絵巻」
詞書は石川雅望筆、絵は栗原信充画。文政4年(1821)までの成立。全体を七段に分け、各段を詞書から絵の順に表わす。詞書は草書体の仮名交じり文で表記。雅望(1753~1830)は、国学者・狂歌師として著名な人物。信充(1794~1840)は、古代以来の衣装・甲胄などの研究家で、絵もよくした人物です。
この4点の縁起によれば、かつて境内に樹齢千年の榧の大木が立っていましたが、当地が火災に見舞われた際には、榧の木から水を発し、たくさんの町民・本尊ほか多くの寺宝を火災から守ったとあり、現在、本尊の右に安置する秋葉権現像は300年程前この榧木で造像したもので、江戸の大火事から人々を守り、火防せの信仰をうけていたと記されています。
榧寺縁起4点は、榧寺の歴史を知る上で欠くことができない資料であり、江戸時代の著名な文化人が制作にたずさわった絵巻を含むものとしても貴重な文化財です。
地蔵尊
厄除け地蔵〔高村光雲作〕・飴なめ地蔵・地蔵尊お初地蔵
史 跡
国学、狂歌の石川雅望〔都指定史跡〕、日本画の勝川春亭、久保春満
梨園〔歌舞伎〕の市川九蔵 浄瑠璃〔女義太夫〕の初代・竹本綾之助、
相撲の大童山文五郎、横綱安芸海、錣山
洋画の安井曽太郎 評論の長谷川如是閑の生家 野球セリーグの鈴木竜二等の墓がある

榧寺の境内に建つ「かやの木会館」は、伝統ある蔵前・榧寺の境内に建つモダンな多目的スペースです。
四階建ての各スペースは、さまざまな用途と規模に即応できる機能性を持ち合わせています。各種展示会・セミナー・会議・発表会・パーティーなど皆様のアイデアで、かやの木会館を幅広くご利用ください。駅近で駐車場も完備しております。


・過去の宗旨宗派は問いません。
・江戸情緒豊かな下町で賑わいを感じられる立地です。
・日当り良好です。
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